「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」の句で知られる、明治を代表する俳人 正岡子規は、明治28年奈良を訪れ、冒頭の句を始めとして多くの句を詠んでいます。
この時逗留したのが、当時奈良を代表する旅館の一つであった「対山樓(たいざんろう)」で、この宿を詠んだ句や旅館での随筆なども残しています。
この旅館の跡地(現 日本料理 天平倶楽部)の一隅に、子規も見たであろう柿の古木が現存している事が判明したことから、この古木の保存を通して 奈良の地で子規を顕彰しようという気運が高まり、平成18年秋 古木周辺を『子規の庭』として整備しました。
この庭を後世に伝えるために維持管理を行っていく組織として、「子規の庭」保存会を結成しました。
さらに、奈良における子規の業績を讃えるとともに、俳句・短歌や近代・現代文学、芸術・芸能あるいは奈良に関心のある方、さらには庭の好きな方などいろんな方々の交流をはかり、また、様々な発信を行っていくことを目的として、「子規の庭」友の会を組織しました。
かつて奈良には、志賀直哉も居住し高畑サロンとよばれる文化人や芸術家が交流する場がありました。また千利休よりも先の茶人 村田珠光が庵をかまえ、茶の文化が隆盛を極めました。奈良を訪れた文人墨客にいたっては枚挙がないというより、奈良を訪れた事のない著名人はいなかったと言えるのではないでしょうか。
こうして奈良を訪れた方々によって、交流が生まれ 新たな文化や芸術が生れたことは想像に難くありません。
若手文芸家や音楽家などの活動も支援し、「子規の庭」から様々な方を世に送り出すプロモート活動も行います。自主企画のイベントの他、「子規の庭」を様々な発表会などにご利用下さい。
一般会員…この会の目的に賛同して入会した個人
賛助会員…この会の事業を賛助するために入会した個人と法人
納付いただいた会費のうち、一般会員の年会費の5割、賛助会員の年会費の8割を、子規の庭の維持管理にあてさせていただきます。また、一般会員の年会費の5割、賛助会員の年会費の2割を、子規の庭のイベント経費・会報や会員証の発行などにあてさせていただきます。
「子規の庭」友の会事務局
FAX0742-27-7255
郵送〒632-8207 奈良市今小路町45-1 日本料理・天平倶楽部内
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口座番号 00970-1-270324
口座名 子規の庭友の会 奈良市今小路町 今小路郵便局
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